ハードルを下げよ

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なんか、こう、「ちゃんとしよう」としてしまわないか。力まなくて良いのに力んでしまったり、それによって、やろうと思ってたことが思うように出来なかったり。

 

最近、休日の過ごし方について、少し真剣に考えている。「せっかくの休日!有意義な過ごし方をしよう!」という気持ちがある。それはそれで、良いのだけど、その気持ちが強く出ていると、たいてい失敗する。

 

失敗って、まあ、失敗ではないのだけど、「あれもこれもやろう!」と思ってたことが、少ししか出来なかったりすると、失敗した気分にはなる。

 

やりたいことはいろいろあり、「ひるね」「読書」「文章を書く」とかだ。休息して、インプットして感動したりなどして、アウトプットして創作意欲を満たす、みたいな三本柱だ。書き出すと簡単そうだ。なのに、あんがい出来ない。ちくしょう。

 

何故できないのだ。たぶん、「りきみ」だ。せっかくの休みなので、それぞれをちゃんとしようとし過ぎるのだ。

 

「ひるね」は朝食後家事を終えた後か昼ごはん食べた後が適切なタイミングだけど、午前中は市場で買い物したいし、というか家事して一息ついてる時にスマホ触り出すと昼になってしまいタイミングを逸するし、では昼ごはん後はどうかというと休日の昼にそもそも家に居ることがなんかもったいなく思え、もやもやを抱えたままの澱んだひるねになりそうでなんか違う、とか思ってる間に、せずに終わるか、よる無理やり仮眠とろうとして変な感じになる。

 

「読書」は、まあ簡単そうなのだけど、雑事を済ませた後、居心地の良いカフェなどに赴きおこないたいとか思うのだけど、そうするとまずカフェ選びから始まることになり、まあ、お気に入りの行けば間違いなくリラックス出来るカフェはわかってても、いつもと同じカフェでは芸がないとか思ったりして、ではどこへ?となり、近所を自転車でうろうろしてる間にお茶するってよりそろそろ夕ご飯ではという時間になるし、カフェには着地できたとして、そこで読む本もせっかくなら休日のテイクアレスト値をより高める選書が良いとか思ったりもするので読んだら読んだでこれじゃなかったかなぁとか思ったりしてなかなかうまくいかない。

 

「文章を書く」は、これは、これがまあ、ふわっとしていて、そもそも何を書きたいのかというところからして「なんか書きたい」「なんかアウトプットしたい」という茫漠ぐあいなので、ミッションコンプリートの判定も曖昧で、まあでも、そのとき書きたいことを書こうと思うのだけど、そんな「よし書こう!」と任意のタイミングでなるわけでもなく、「よし書こう!」が来ても「で、何書こう?」となることも良くあり、出張コーヒー屋の活動の告知とかコーヒーコラムでも書こうかと思うけど、テーマが決まっても「よし書こう!」と興が乗るかは別のはなしで、そこが合致しないと書きはじめてもすぐ気がそれてしまい、では何で合致しないのだろうと考えるときっと、そもそもこんな風に書く前からうにうに考えてるからだろうなぁとなり、「よし!とりあえず書こう!」と思い立つけど「で、何を?」「というかそんなに気分もノってない」と、思考が次の周回に入り、アウトプットしたい気持ちのバルブになんかが詰まったみたいになってる間に日をまたぐ。

 

で、最初の話にもどりますが、やりたいことやれる時間あるのにうまくやれないときは、力まずハードルを限界まで下げて、とりあえずやってから考えりゃいいんじゃないか。

 

例えば文章を書くことで言うと、ちゃんとした感じじゃなくても、マクドで友だちとダベるくらいのノリで、書けば良いよね。まずは。

 

意味付けなどは、読んだひとがするのであって、自分だけで評価してフタをしめるのはナンセンスだ。なので、ハードルを限界まで下げたことを書くぞ!

 

…………で、何書こう?

 

   ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

本文とは関係ないんですが、知り合いのまんが描きの“斉所”さんの「メートルを上げよ」というまんがが面白いです。

 

旧知の仲である、プロのまんが家とうだつがなかなか上げられぬ同人作家が居酒屋でのんだくれるところから始まる、まんがという正体不明の光に向かう人たちの、ときにゆるく、ときに胸打つ日々を生きる冒険譚。

http://hunkotu.hatenablog.com/entry/2017/02/23/180300

 

いや、タイトル繋がりで。そして、紹介したかったので。唐突な感じでスミマセンです。