カバンをめちゃめちゃよく考えて買うクエスト ~2017サマー~ ii
前回に引き続き物欲と踊る煩悶道中記、夏カバン編その2です。
前回はこちら。
で、まあ、あれです。買いました。
熾りに熾っていた物欲は鎮火しました。
しかし! だとて! 使ってナンボのドウグ欲が収まったわけではなく、まだいくらでも書きたいことはある。
とりあえず、今回入手したコイツについて書いていきたい。
冒頭の写真のカバン、《MYSTERY RANCH》の「HIP MONKEY 2」、マルチカムカラーです。7000円+tax
さあ、魅力を伝えるぞ!
と思ったのですが、なんだ、こう、カバンという概念の存在としての素晴らしさについてはいくらでも書けるけれど、実在の、物質的にそこにある、ひとつのカバンについてとなると、なんて書いていいかわからない。
そもそも、決め手は、「なんか良い」からだしなー。どこが具体的に好きかっていわれると、ううむ、いや、まあ悪くないと思うよ、全体的に、とかそんな感じだ。
あれでしょうか。もしかしたら、HIP MONKEY 2 の使い心地を知ろうとしてこのブログにたどり着いた方もいるのでしょうか。
そうなのですか、貴方?
いや実際、ぼくも買う前に、めちゃめちゃネット検索しました。ブランドサイトやらショップHPやら購入者のブログやら。
ショップの売り場でお行儀よくディスプレイされてる写真も良いのですけど、スタッフさんの着用写真も良いんですけれど、めちゃめちゃ参考にさせていただきましたけれど、思ったのは、やっぱり知りたいのは、使ってみてどーよ!? ってことなのだ。
フツーにHIP MONKEYを身に着けててフツ―に街歩きしたり買い物したりして、普段使いしつづけて、それで使い心地どうなのか、という所感が知りたい。
まーどうしても購入者のモチベーション的に買った瞬間がMAXだろうし、あとから感想を書くことは少ないのかな。でもそういうのがわからないのは、これから買おうかなと思っている者からするともどかしかった。
なので、ぼくが書こう!
と、思いましたが、カバンの使い心地って何書けばいいのかわからん。
わからんけれども、自分がどう使ってるかとか、気づいたこととか書けば良い気がするのでそんな感じで、あとは流れでゆきます。
まず入れてるものども~。(出勤編)
・二つ折り財布
・フェイシャルペーパー
・水筒(容量:355ml)
・ブルーライトカット眼鏡
それから、マチなしのフロントポケットには、
・カギ類
・カードケース(ポイントカードとか)
・折り畳みエコバッグ
ベルトに取り付けた写真右のTERGのポーチには、
・目薬
・イヤホン
・ポケステ
といった感じです、ポケステはあのポケステです。どこでもいっしょだこのやろう。
たぶんウェストバッグとしてはめっちゃ容量大きいです。
スペック上は8Lです。
ただ、いっぱい入れてるぶん重くなるんですけど、ベルトが太いので加重が分散してわりと楽です。ベルトが食い込んで肩が爆ぜる心配もありません。まあ、重いっちゃ重いですけど、水筒がなけりゃ余裕でしょう。
あと、内容物が少ないときは、下部コンプレッションベルトでマチを絞れるので、ぶかぶかしません。これけっこう嬉しい。
背面にはしっかりしたさわり心地のメッシュパッドが。夏の安心感!
クッション厚手です。加えて、軽量硬質のプレートが入っており、タブレット端末とか入れても、バッグ本体の屈曲によるダメージの心配もなさそう。
あ、ちなみに、ベルトは長めかつクリップは付属してないので、別で買いました。300円くらい。(写真の下の方にちょっと見えてるやつ)
あとは、なんでしょう。あのー、たすき掛けにして使ってるのですけれど、カパカパしません。
えーと、ぼくはウェストバッグをたすき掛けにするのって抵抗ありまして、もともと。ほら、ウェストバッグってバッグ本体の真横にベルトがついている構造上、腰に垂直に巻きつけてフィットする作りじゃないですか。
それをたすき掛けにすると、体にフィットしきらずダブつく。具体的には、カバンの上半分が浮く。それがなんか、キレイじゃないと思ってたんですけれど、HIP MONKEYはフィットしました。
MYSTERY RANCH公式サイトの商品ページにも
たすき掛けで使っても身体にしっかりフィット
という記載があったので、そのへん考慮された設計なのでしょう。これ嬉しいです。
それから、モノの出し入れについて。
止水ジッパーは固くて開け閉めしづらいイメージありましたが、わりとしゃっと開け閉めできます。開口部も広いので、たすき掛けにしたままでも、内部をごそごそしやすいです。お買いものの時とかでも、お財布をささっと出せますよ。身に着けたままごそごそしやすさ大事です!
それからですね、上の背面写真を見てわかるように、取っ手がついています。これも地味にうれしい。
あの、居酒屋にいくじゃないですか、夏ですし。で、テーブル会計のパターンだと足元の荷物カゴに置いたHIP MONKEYから財布出して支払うじゃないですか。で威勢の良い店員さんが「おおきにありあーしたぁー!」って威勢よく送り出してくれようとするんですけど、ほんとうはその声を背にうけながらスムーズに店を出たいんですけど、もしこのカバンに取っ手がなかったら「よいしょっ」とカバンをたすき掛けするというワンアクションが生まれてしまうじゃないですか。その間、店員さんはたぶん「お気をつけてまたおねあしあーす!」とMAXで言おうとしたままちょっと待つじゃないですか。でも、取っ手があるから、たすき掛けしなくても取っ手を持ってさっと辞去できる。店員さんもノーモーションで「またおねあしあーす!」を放てるじゃないですか。で、店を気持ちよく出てからたすき掛けにする、と。
取っ手があるから実現できるパフォーマンスです。
いやベルト持って出たらいいじゃん、って?
そしたら本体がぶらーんてなってしまうじゃないですか! 赤ちゃんを抱くときは重心の近くを持ちたいじゃないですか!赤ちゃんの中にはたくさんの尊いなにかが詰まっているから。手足だけを持って赤ちゃんを持ち上げますか貴方? 尊いなにかが詰まっている森羅万象に対しては、持つときは端っことじゃなくて真ん中に近いとこを持ちたい。
あと、HIP MONKEYを身につけるときは、この取っ手はうまいこと隠れてくれます。
取っ手のはなしが長くなりました。すみません。
あと、まあ、公式サイトやらに詳しいですけれど、《MYSTERY RANCH》はメイド・イン・USAにこだわりのあるブランドなのですが、最近国外生産もはじめたようで、このHIP MONKEY 2は、ベトナムメイドです。
しかし、クオリティを保とうという姿勢は凄まじく、ブランドラベルに「USA」って書いてないだけで遜色なし。店頭でけっこう見比べましたが、ぜんぜん違いわからんかった。それで、値段がUSAメイドのモデルに比べ半額程度なのはありがたいです。
と、まあ、レビューはこんなところでしょうか。
使いやすいし、素材は堅牢だし、信頼のブランドだし、コスパはめちゃくちゃ良いのではないか。そして結論として言えるのは、今回書いたことはほとんど機能性のはなしであり、しかし機能性もまーそりゃ優れてるにこしたことありませんが日常使いするうえでは「なんか気分がアガる」かどうかが大事じゃないのかなーと思うので、ここまでのこと全部わすれて実物に会いにお店にGOだ!(ちかくに無かったらごめん!)