後ろめたさゼロの仕事してない感

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最近の仕事、新人さんのアシスト楽しい。


いろんな経歴の人がいて、

ぼくみたいな意思持つ土みたいなやつからすると、

眩しさに光合成して肥沃になってしまいそうなほど

社交的でおしゃれなメンやガールの

アシストするの恐れ多いけど、

そんな彼・彼女らも、いざ仕事になると

一気にたどたどしくなるところが良い。

たどたどしいなりに、

長所短所、くせ、

困ったときの咄嗟の対応のパターンとか

いろいろで、いろんな人間のいろんな面を

見ることできてる感が、楽しい。

で、まあ眩しい彼らに、

先輩風ふかせられるのとかも、良い。

目の前で成長していくのが

見られるのも痛快だ。

電話の仕事なので、

アシストは横から

ホワイトボードを使って行うのだけど、

ペーパーレスな職場では貴重な、

文字の手書きがおこなえるのも、

なかなか具合が良い。

走り書きすぎると伝わらないので、

識別できる文字を、

しかし素早く端的な言葉選びで

書かなくてはいけない

タクティカルな側面も燃える。

つまり、電話の仕事の会社なのに

ぼくはほとんど直接お客さんと

話さなくて良いの、

背徳的でわくわくする。

ということです。

わーい!

 

あ、いや、そんなかんじだと、

アレなので、もう一度言っておきます。

目の前で成長する瞬間を見られて、

その喜びを共有できる素晴らしい役職ですよ!

洒脱にいこうぜ

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今月号の「Popeye」楽しすぎか!

 

アメリカ西海岸のことはよく知らなくても、

遠い彼の地の、フツウに、

でも熱くて若い志を持って暮らす人々や

ローカルなショップ、文化に、

誌面を通して触れると、

ぐっとクルものがあった。

 

異郷への憧れ。

かえりみると我が町も

良いとこいっぱいあるよなあという発見。

新しい何かを創出しようというちから強さ。

あと、球場でホットドッグ食いてぇという衝動。

などを、覚える。

 

あと単純に、記事の文体が好みです。

豊富な語彙で、

でも表現してるのは「なんかいいよね」という

力加減なとことか。

 

どうしようもなく当たり前にそこにある、

街や文化や人間社会って、面白いぜ!


なんていうポップな視点を持つことが出来る

雑誌だなあ。

 

 

マガジンハウス「Popeye」

http://magazineworld.jp/popeye/

Tは魂のT

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神戸・三ノ宮駅の高架沿いに、

手づくりTシャツショップがあった。

店主自らデザイン、プリントまで行った

作品たちが並んでいる。

テイスト的には、

アメカジ調のグラフィックやタイポを

ベースがベース。

そこに神戸ならではの名物を

デザインとして落とし込んでいる。

 

Tシャツは好きなので、

店頭から伺える商品のデザインの好みよりもむしろ、

店主自らデザインしたTのみのお店、であることに

魅力を感じた。

 

入ってみて、陳列されたTを、

まるでCD屋で琴線を震わせるジャケットとの出会いを求めて

棚を掘り進んでいくように、

次々物色していく。

 

残念ながらビートが共振するTには

出会えず、そのまま店を出たが、

ふと思う。

店主が自ら「このグラフィックはイカしてる」と考え

具現化した権化たるTは、きっと、有る意味では、

店主の魂の欠片をたたえた聖杯であろう。

それをみた客はしかし、軽く物色しただけで去っていったりもする

このときの店主の心情はいかなるものか。

 

これは店主への同情とか、

早々店を出た自分への罪悪感のはなしではないです。

単なるTシャツに、衣料以上の、

アート性を感じたということです。

だからこそ、ハートに響くかどうか、

がより重要視される。

「コーディネート的にアリか否か」という価値観は、

店主のTとぼくのアンテナとの間に交わされる

電撃のやりとりの余波で灰となる。

 

結果、ぼくは、ちょっと違うかな、となったのだけど、

残る余韻は、

好みの合わない店に入ってしまったがっかり感ではなく、

街角に、Tシャツというカジュアルな媒体をつかって

魂を込めたアートをやる店があったということに対する、

嬉しさだった。

 

たぶんまた、三ノ宮に行ったら、

好みのTは無いかもしれないと思いながらも、

この店に立ち寄るような気がする。

店主がつくったTから、

なんらかの魂の振動を感じるために。

 

という、冷やかし客ばかりでは、

お店は成り立たないと思うので、

好みじゃない言いつつなんか感じたんなら

買いましょう。あなた。

ぼくか。

甲殻類に酔わされたい

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駄文おおめのこんなブログですが、
どこかの誰かの日々がほんの0.1%くらいでも
楽しくなったらいいなあと思いながら書いていきますので、
どうか、平に。
 
   ◆
 
ところで、平に(ひらに)、って、
へりくだって強く頼みこむ意味のようです。
言葉の短さから、よろしく!
みたいな使い方ができそう。
実際の意味に含まれる敬意からは、
ビジネス文書にも使えそさが、感じられます。
 
しかし、新入社員とかが
「この、たいらに、って何ッスか?」
と言うので、先輩社員は困り顔。
「やれやれ……それはな、へいに、と読むんだよ」
「えっ、いや、ちがうちがう、こら」とベテラン社員が登場。「ひらに、だよ。それ、ひ・ら・に」
「えっ」「えっ」「えっ」
ぽかんとする、新入社員と先輩社員。
……と、後ろで聞いていた、副社長。
「おれも知らんかった」
「えー! 副社長、えー!」
「いやだって」くちを尖らせる副社長。「たいらに、で変換できるしさ」
「だってって、あの……」いま後輩に指導する場面だから上司のあなたが、だってとか言い出すとこまるんだけど……みたいな顔をするベテラン社員。
「ッスよね」「ですよねー」「なぁー」
「なんか気があうッスね」
「おい」
「俺もそう思いました」
「おい」
「なんだ話が合いそうじゃないか」
「あの」
「よし、呑みにいくか!」
「「イエーイ!」」
「なんで!?」
「マジメなベテラン先輩はどうします?」
「えー、いや、そりゃ、いや、でも」
「こらこら、マジメな彼はきっと我らなんかと呑んでも楽しくないさ」
「それもそッスね!」
「ええー」
「何が食べたい? おまえ達、かにみそ食べたことあるか?」
「ないッス!」「食べたいです!」
「美味いぞお、かにみそは。大人の味がするぞお」
「言葉は知らないッスけどね!」
「「「わっはっは」」」
「あの……俺も」
「ん?」「どうしたんですか?」
「……俺も実は、ひらにってさっきググって初めて知りました俺もたいらにって思ってましたぁー!」
「良く言った! きみも共に呑もうじゃないか!」
「「「イエーイ!」」」
「ベテラン先輩もかにみそデビューですね」
「俺は一度、こうら酒というのをやってみたかったんだ!」
「きみ、渋いねえ。大人だねえ」
「言葉は知りませんが!」
「「「「わっはっはっは!」」」」
 
   ◆
 
――とかいうことになったりして、楽しそうなので、どんどん使おう慣れない言葉!
ちがう、拙ブログを、あれです、平に。

言いたくなるじゃないですか

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心理テスト:

 

友人の えっちゃんと共謀して、

友人のともくんの殺害を企て、

えっちゃんのアパートの部屋にともくんを呼び、

あなたはえっちゃんとふたりで

ともくんをうまいこと穏便にころそうとしたが

失敗して、部屋からにげられてしまう。

ともくんに恨みを持つのはえっちゃんであり

あなたではないので、

企てが未遂でおわったことにあなたは

内心ほっとするが、しかし――

 

えっちゃんは突如、部屋を飛び出し、

逃げようとしていたともくんを

手にした鈍器で背後から殴りつけた。

部屋に残ったあなたは、

えっちゃんの決断的、衝動的な行動に驚き、

そして、迷う。

このままえっちゃんを閉めだして警察を呼ぶか、

このまま共謀を続けるか。

(自分は手を下してはいない。

 警察を呼べば、

 罪を逃れられるのではないか。

 そして、やはりそれが人の道として

 正しいのではないか)

(いや、まて、

 一度は共謀に乗ったではないか。

 えっちゃんは大切な友人ではないか。

 この状況をいっしょに打開すべきではないか)

あなたは考える。

 

さて、あなたは、どうしますか?

 

――――

 

心理テスト、とか言いつつ、

さっきぼくが見た夢の話なのですが、

ぼくは後者を選んだ。

理由は、

「えっちゃんに裏切り者として恨まれるのが怖いから。」

綿密に計画のもと殺害するはずが失敗したのに、

諦めずに、

ひと目につくし証拠も残りまくるであろう、

アパートの廊下でともくんに殴りかかった

えっちゃんの暴走に、

あとの人生、このひとに恨まれたくない、

と思ったのでした。

もう一方の、閉めだして、その隙に

「あのひと、ひとごろしです!」

と警察に言う、というのは、

罪を憎む、正義感由来の選択肢ですが、

そもそも、

ふたりで一緒に自首するという選択肢が

なかったことこそが、

ぼくの人間性なのか。

いや、現実にはやっぱり、

その後の人生を大きく変えてしまう、

犯罪実行の告白というのは、

正義感だけで簡単に選べるものじゃないか。

部屋にもどってきたえっちゃんを

待ち伏せして殺害し、逃げる、

という発想のひとは、

ちょっとこわいっす。

逃げおおせたら、犯人を知る者は

だれもいないということになるけど、

完遂の可能性はかなり低いので、

打算的にそんなことやっちゃえるひと

ということになるし。

凶暴なのでは!

 

ブログを新しく開設して初っ端のエントリが

こんな殺伐とした内容でアレですが、

何が言いたいかというと、

こんなエキサイティングな夢みたよ、ヘヘイ!

ということだ。

言いたくなるじゃないですか、そういうの。

あと、激流を遡上する川ワニを推進力に

超小型ボートで川を渡る夢もみました。

これ楽しかった。

んでは、グッド・ドリーム!