ここで言うならず者というのはあくまでも例えなので本当にスジを通さぬ無粋ガイズという意味ではないのですがあの

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こう、仕事でなんか、新人3人の真ん中にぼくが陣取り、新人さんがわからないことがあったら即座に答えるみたいな役割をやった。
答えるってかホワイトボードにポイントを書いて指示するみたいな。
これがめちゃめちゃ面白い。三者三様の状況を並列処理するので、脳に、クる。
なんでしょうね、うまくやれてるときは、囲まれて次々斬りかかってくるならず者を、いなし、崩し、斬り伏せる、なんか、殺陣(たて)めいた痛快さがある。
しかし、だんだん疲れてきて、集中力きれてくると、こう、いなしたつもりが足がもつれていっしょに倒れこんだり、崩しからの払い斬りがキマったと思ったら技が浅くて、あれっとかやってる内に後ろから別のやつがもう斬りかかってきててあわわもう〜やめろやぁ〜とかなりつつ凌いでいく感じでばたばたする。
たぶん慣れてくると、襲いかかってくるならず者の急所や隙を一目で見抜き、攻撃を“置く”ような感覚で効率よく斬り伏せていけるのではないかと思うし、そういうふうな先輩もいる。
そこまでいくと、こう、あくまでもこの職場のみで、しかも一部の業務でのみ役立つニッチなスキルではあるけれども、ひとつの“境地”であることには変わりなく、自分や自分の人生の実績に“境地”がアンロックされるのは面白き気分になりますね。
現状としては、ホワイトボードに書くぼくの字がきたなすぎて、相手の新人さんが眉根を寄せがちなので、“境地”もくそもねぇ!